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2021.09.19

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タイ・バンコクのトランクルーム(セルフストレージ)サービス徹底比較! (前編)

タイ・バンコクのトランクルーム(セルフストレージ)サービス徹底比較! (前編)

自宅やオフィスの環境改善に、トランクルームや、セルフストレージに「預ける」、という選択肢は格段に生活の質を向上させます。CloudRoomは、普段使わない物は手のひらに収納、お部屋スペースをスマホに拡張、というコンセプトで始まったサービスです。倉庫業を祖業として発展してきた従来型のストレージサービスとは反対の、ユーザビリティからアプローチしたサービス設計となっております。

しかしながら、単純に不要になった荷物を預ける、というケースであれば、お近くのトランクルームがあれば、そこに預ける方が良い選択肢のこともございます。また、大きな家具やバイクなどを預ける場合であれば、ガレージのようなサービスを検討される方が合理的なこともあるでしょう。

今回は、より客観的なユーザー視点で、ユースケースに応じてどのスタイルで収納したら効率的か、どのようなお客様はCloudRoomが便利になるのかを徹底比較したいと思います。CloudRoomが贔屓目にならないよう、各社とも良いサービスを提供しているので、余すことなく紹介してタイにお住いの日本人の皆様の生活向上にお役立ち出来れば幸いです。

タイにストレージサービスは、CloudRoom以外にも存在するの?

実は、にわかにタイではストレージサービス業界への参入も増えてきており、サービス事業者も増えてきました。まずは、ひとことでストレージサービスと言っても、ロッカーもこの業種に含まれ、トランクルームや、セルフストレージ、ガレージ、収納スペースレンタル、、、などと、呼び名も様々、よく分からないという方の為に、用語のおさらいから。

まずは、似て非なるセルフストレージとトランクルームについて、ご説明いたします。

※お荷物のお預かりサービス全般をひっくるめてトランクルームやストレージサービスと呼称するケースもありますが、ここでは狭義のトランクルーム、セルフストレージとしてご紹介いたします。

「トランクルーム」とは、倉庫業法において定められた保管業務となります。寄託契約に基づき、利用者が預けた荷物を事業者が責任をもって保管する、という事業形態です。よって、紛失などの事故が生じた場合には、利用者は補償を受けることができます。(CloudRoomもこの業態となり、1アイテムの預かりあたり、3000バーツの補償範囲が定められております。)
また、防犯上、厳重な管理が必要なため、預け入れスペースの立ち入りは許可されていないか、営業時間内のみ業者立ち合いで入室が認められているケースが一般的です。更に、最近では、宅配などのオンデマンド型サービスを付帯しているCloudRoomのようなビジネスモデルをValet Storageという呼称が付いたようで(恐らく、日本語訳はまだないと思われます。)、新業態として注目されてきました。

これに対して、「セルフストレージ」とは、レンタル収納スペースとも呼ばれ、事業者と利用者の契約形態は、賃貸借契約となります。契約内容の中身は、コンドミニアムを賃貸するときに交わす契約書の中身に似たものとなります。事業者の役務としては、利用者が荷物を収納する場所の提供までに留まり、カギを渡した後、スペースの利活用方法は基本的には利用者判断に委ねられ、また事業者には保管義務は発生しません。メリットとしては、この形態のほとんどの事業者は24時間のアクセスを認めており、駐車場も完備しているところも多いので、いつでもアクセスして取り出し出来る点が一番に挙げられます。

セルフストレージを更に分類すると、ビル型施設、コンテナ型施設に分かれます。一般的な個人向けストレージサービスとしてイメージするような業態はビル型施設に該当し、大型の物流倉庫やガレージと呼ばれる主に大きなモノや、商品在庫、流通在庫などを保管する目的ではコンテナ型施設が使われることが多いです。(コンテナ型施設は、物流領域に入ってきますので、ここでは取り上げません。)

 

!注意!

最近では、Valet Storageサービスが少し流行している背景から、セルフストレージ(レンタル収納スペース)事業者が宅配サービスを始めるケースが出てきているようですが、寄託契約規定が含まれないケースがあるため、補償内容が含まれているかなど、契約内容はしっかり確認しましょう!

ビジネスモデルからの考察

セルフストレージ型のビジネスモデルは、賃貸借契約となる為、立地とファシリティが最大の競争源泉となります。
単純化すると、コンドミニアムの一室を倉庫用に部屋を分割貸ししているようなモデルなので、月額料などの利用料はほぼ立地次第となります。オプションで、空調完備の部屋だとプラス幾らとか、バイクなどを預けるのに適した1階フロアであればプラス幾ら、などフレキシブルな設定をしているところもあります。

コンドミニアムと同様、受付に何人を張り付けるか、ガードマンを常駐させるか、ダニや湿気対策、建物の設備にどの程度投資するかは事業者によって考え方は異なります。

セキュリティ対策や、空調、ファシリティなど、総じて不動産(土地や建物)に関わる減価償却費用が占める割合が高いコスト構造となり、対して、人件費や経費に対しては合理化・省人(無人)化すべき、いわば装置産業的な構造となっております。よって、場所の割に、あまりにも安すぎる料金設定のところは、セキュリティ対策や、アクセス制限(誰でも入れてしまわないか)、ファシリティ(エレベーターや駐車場、廊下の広さなど)は事前に確認してから契約した方が良いかも知れません。

やはり、最低価格をウリで提供している事業者よりは、立地が良く、建物が立派でファシリティがしっかりしたブランドが立っている事業者がバンコクでも継続的に顧客数を伸ばしている印象です。

対して、トランクルーム型のビジネスモデルは、サービスや利便性が最大の差別化要因となります。
特に、オンデマンド型のValet Storageでは、ユーザー体験(U/X)に基づくサービス設計により千差万別のユーザービリティとなります。また、原価構造としては、人件費やシステム開発費が初期は多くを占めます。

より多くの顧客を獲得すると、その分原価である土地代の案分も安くなり、サービス性も向上する、という規模の経済が働きやすい構造となっておりますので、利用者が増えると値段も下がってくることが想像されます。
共同購入のようなイメージで、スペースシェアリングが出来るイメージです。その分、好立地のセルフストレージ型に勝る付加価値を付けなければメリットが出せないので、一長一短と言えます。

まとめ

 

セルフストレージ トランクルーム
契約形態 賃貸借契約 寄託契約
保管義務 無し 有り
荷物の補償 無し 有り(免責などの条件は事業者による)
アクセス利便性 好立地。24時間取り出しが可能 宅配サービスがメイン。現地での取忠司は原則、営業時間内に立会いの下。
(ユースケースにおける比較)
手続きの簡単さ △(サポート体制による) 〇(サポートが良いところが多い)
衣類などカビが心配な品物の預け入れ △(ファシリティによる) 〇(ファシリティによる)
高価な品物の預け入れ △(セキュリティ次第) 〇(補償内容による)
大きなモノの預け入れ 〇(比較的、向いている) △(事業者次第)
地方在住者 △(近隣の立地次第) 〇(サービス対象エリア内なら)
頻繁な出し入れ 〇(比較的、向いている) △(事業者次第)
値段 〇(事業者による) 〇(事業者による)

 

例えば頻繁な出し入れをしたい場合、セルフストレージの場合にはすぐに取り出せて便利な反面、奥のエリアに下積みされている段ボールを取ることになったらとても大変ですが、トランクルームの場合は依頼してすぐに届けてもらえる、というメリットもあるので、このどちらが優れているかはなかなか難しく、一般論のイメージとして捉えて頂ければと存じます。

ここまで説明してきましたが、結局のところ、サービスや利便性・補償重視ならトランクルーム、アクセスできる圏内にあるならセルフストレージ、あとは値段が決め手、と言う方が大半と思います。

少し長くなってしまったので、各社の料金比較を次の記事でご紹介いたします。

 

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